打ち漏れ(照射漏れ)と再照射|まだらに残ったときの扱いを先に決めておく
照射から2週間ほど経つと、当たった毛は抜け落ちていきます。そのとき、一部だけ帯状・斑状に毛が残っていることがあります。これが打ち漏れ(照射漏れ)と呼ばれるものです。
痛みも肌トラブルもないため見過ごされがちですが、申告に期限があるケースが多く、気づいたときには対象外という展開になりやすい項目です。
打ち漏れと「効かなかった」は違う
まず切り分けが必要です。照射後に毛が残っている理由は、少なくとも3つあります。
① 打ち漏れ…物理的にレーザーが当たっていない。直線や四角の形で、境目がはっきり残るのが特徴です
② 休止期だった…その毛が照射時に休止期にあり、そもそも反応しなかった。これは失敗ではなく、回数を重ねる前提の仕組みそのものです → 回数の目安
③ 出力が足りなかった…肌の状態に合わせて出力を下げた結果、反応が弱かった
②は打ち漏れではありません。 ここを混同したまま「打ち漏れだ」と申告すると話が噛み合わなくなります。判断の目安は形です。まだらに散っているなら②、直線的・面的に境目があるなら①の可能性が高くなります。最終的な判断は医師・看護師が行います。
無料の再照射を設けている院がある
当サイトで掲載しているクリニックの公式記載を見ると、対応が分かれています。
メンズリゼは、追加費用がかからない項目として「カウンセリング料、お薬処方代、再診料・処置料、肌トラブル治療代、予約キャンセル料、打ち漏れ再照射、剃毛料」を挙げています。
フレイアクリニックメンズも、無料の項目として「診察代、麻酔代、シェービング料、治療・薬代、キャンセル料、照射漏れ・再照射」を挙げたうえで、一部プランを除くと注記しています。
一方、料金ページに打ち漏れの記載が見当たらないクリニックもあります。書いていない=対応しない、ではありませんが、書いていなければ契約前に聞くしかありません。各院の公式記載はクリニック一覧に整理しています。
契約前に確認する4項目
「打ち漏れ保証あり」だけでは足りません。実際に使えるかどうかは、次の4つで決まります。
① 申告の期限は何日以内か。 照射当日ではわかりません。毛が抜け落ちるまで2週間前後かかるため、期限が短すぎると気づく前に切れます
② どうやって申告するか。 電話・アプリ・来院。写真を送れるかどうかで手間が変わります
③ 対象外になる条件はあるか。 フレイアが「一部プランを除く」と注記しているように、プランによって扱いが変わることがあります。体験プランや初回限定プランは対象外というパターンに注意します
④ 再照射は回数として消化されるか。 ここが最重要です。再照射で1回分を消費するなら、実質的に保証されていません
④は聞かないと出てこない項目です。「無料」と言われたときは、費用が無料なのか、回数も消費しないのかを分けて確認してください。
気づくためにやっておくこと
打ち漏れは、気づかなければ存在しないのと同じです。
- 照射前に写真を撮る。 同じ角度・同じ明るさで
- 照射から2〜3週間後にもう一度撮る。 抜け落ちた後の状態がわかります
- 境目のある残り方を探す。 直線・四角・帯状のパターン
- 気づいたらすぐ連絡する。 期限があるため、次回予約まで待たない
この記録は、硬毛化が起きたときの説明にもそのまま使えます → 硬毛化・増毛化
打ち漏れが多い場合に考えること
たまたま1回、狭い範囲というのは起こりえます。しかし毎回、広い範囲で起きるなら、それは施術体制の問題かもしれません。
国民生活センターの資料に寄せられた医師の解説は、医療機関では医師が肌の色や肌質からレーザーの出力や照射時間を判断し、テスト照射を行うなどして細心の注意を払って施術している、としています。裏を返せば、そこに注意が払われているかどうかで結果が変わるということです。
繰り返し起きるなら、担当者を替えてもらえるか、医師の診察を受けられるかを相談する段階です。それでも変わらないなら、中途解約という選択肢があります。1か月超・5万円超の契約なら、期間中はいつでも解約でき、事業者が請求できる額には法定の上限があります → 契約トラブルと相談先
施術のリスクと副作用
医療脱毛は自由診療で、公的医療保険は適用されず全額自己負担です。
主なリスク
- 照射が届かない部分が残ることがあります(打ち漏れ)
- 一度破壊された毛根は元に戻せません
- 日焼けした肌や色素の濃い部位では、やけどが生じるリスクが高まります
- 硬毛化・増毛化が起こることがあります
- 回数を重ねても、毛が完全になくなることが保証されるものではありません
主な副作用
- 照射時の痛み
- 照射直後の赤み・ほてり・むくみ
- 毛のう炎
- 施術部位の乾燥・かゆみ
症状の程度や頻度には個人差があります。実際に受けられるかどうかは、医師の診察を受けたうえで判断してください。
まとめ
- 打ち漏れは境目のある残り方が特徴。まだらに散っているのは休止期の毛で、打ち漏れではない
- 無料の再照射を明記している院がある一方、記載がない院もある
- 確認するのは「申告期限・申告方法・対象外条件・回数を消費するか」の4つ
- 費用が無料でも回数を消費するなら、実質的に保証されていない
- 照射前後に写真を撮っておく。期限があるので気づいたらすぐ連絡する
出典
- メンズリゼ 料金ページ(無料保証項目に打ち漏れ再照射の記載)(2026-08-25確認)
- フレイアクリニックメンズ 公式サイト(照射漏れ・再照射の記載)(2026-08-25確認)
- 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」2017年5月11日(2026-08-25確認)
この記事の作られ方
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