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メンズ全身脱毛の費用の考え方|「全身」の範囲がクリニックごとに違う

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メンズ全身脱毛の料金ページを並べて見比べると、同じ「全身脱毛5回」でも金額に大きな開きがあります。安い高いを判断する前に知っておきたいのは、「全身」が指す範囲がクリニックごとに違うという事実です。

この記事では、範囲の確認方法、総額の組み立て方、途中でやめる場合の費用まで、全身脱毛の費用の見方を整理します。

「全身」に何が含まれているか

多くのクリニックで、全身脱毛の基本プランはヒゲ(顔)とVIOを含みません。「全身+ヒゲ」「全身+VIO」「全身+ヒゲ+VIO」が別プランとして用意され、それぞれ金額が変わる構成が一般的です。

つまり「全身脱毛◯円」という表示だけを並べて比べると、範囲の違う商品を比べていることになります。確認の手順は次のとおりです。

  1. 基本プランにヒゲが含まれるか(含まれない場合、ヒゲだけ別契約になる)
  2. VIOが含まれるか
  3. 首・うなじ・手足の指など、境界になりやすい部位の扱い
  4. 自分が脱毛したい部位を決めて、その範囲での総額を各院で出す

「自分はヒゲとVIOはいらない」という人と「全部やりたい」という人では、比べるべきプランがそもそも違います。範囲を先に決めるのが、比較の出発点です。

総額に乗ってくる費用

コース料金の外側にかかりうる費用は、ヒゲ脱毛と同じ構造です。

項目 全身脱毛で特に効いてくる理由
剃毛料 背中・うなじ・おしりなど自分で剃れない部位が多い。無料か有料かで総額が大きく変わる
麻酔代 VIOなど痛みを感じやすい部位で使うと、回数×部位で積み上がる
キャンセル料 施術時間が長く予約枠が大きいぶん、当日キャンセルの扱いが厳しめのことがある
追加照射 コース終了後の1回あたり料金。全身は単価が大きい

特に剃毛料は全身脱毛特有の論点です。手の届かない部位の剃り残しをどう扱うか(無料で剃ってくれる/有料/その部位は照射しない)はクリニックによって違います。契約前に必ず確認してください。

なお、医療広告等ガイドラインは自由診療の広告に治療内容・標準的な費用・治療期間及び回数の掲載を求めています。範囲や追加費用が読み取れない料金ページは、その時点で確認が必要なサインです。

通う期間は長くなる

全身脱毛は1回の施術時間が長く、部位を分けて通うプランもあります。照射の間隔は毛周期に合わせて2〜3か月程度あけるのが一般的なので、5回コースでも1年前後、それ以上の回数ならさらに長い付き合いになります。

期間が長いほど、転居・生活の変化・クリニック側の変化(料金改定・院の統廃合)に出会う確率も上がります。だからこそ、次の「やめるときの費用」が重要になります。

途中でやめる場合の費用には上限がある

全身脱毛のような医療脱毛の契約は、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える場合、特定商取引法の「特定継続的役務提供」にあたります。全身脱毛の契約はほぼ確実にこの条件を満たします。

  • クーリング・オフ: 法定の書面を受け取った日から数えて8日以内なら、理由を問わず契約を解除できます
  • 中途解約: 8日を過ぎても、契約期間中であればいつでも理由を問わず解約できます
  • 解約時に事業者が請求できる額の上限: 施術開始前は2万円。開始後は、すでに提供された分の対価に加えて5万円または契約残額の20%のいずれか低い額まで

全身脱毛は契約金額が大きいぶん、この上限を知っているかどうかの差も大きくなります。「コース途中の解約はできない」という説明は制度に反します。高額な違約金を求められた場合は、消費者ホットライン(188)に相談できます。

施術のリスクと副作用

全身脱毛も自由診療で、公的医療保険は適用されず全額自己負担です。医療レーザー脱毛は毛を作る組織を破壊する医行為であり、部位が広いぶん、リスクに触れる面積も広くなります。

主なリスク

  • 日焼けした肌や色素の濃い部位では、やけどが生じるリスクが高まります
  • 硬毛化・増毛化(照射した部位の毛が以前より硬くなる、または増える現象)が起こることがあります。背中や二の腕など産毛の多い部位で報告されやすいとされます
  • 施術後に一時的な色素沈着が生じることがあります
  • 回数を重ねても、毛が完全になくなることが保証されるものではありません

主な副作用

  • 照射時の痛み(部位により差が大きく、VIO・すね・関節周りは感じやすいとされます)
  • 照射直後の赤み・ほてり・むくみ
  • 毛のう炎(背中・胸など皮脂の多い部位で出やすいとされます)
  • 施術部位の乾燥・かゆみ

症状の程度や頻度には個人差があります。実際に受けられるかどうかは、医師の診察を受けたうえで判断してください。

まとめ

  • 「全身」の範囲はクリニックごとに違う。ヒゲ・VIOが含まれるかを最初に確認する
  • 自分が脱毛したい部位を決めてから、その範囲での総額を各院で揃えて比べる
  • 剃毛料は全身脱毛特有の重要項目。自分で剃れない部位の扱いを確認する
  • 5回コースでも1年前後かかる。長い契約になることを前提に考える
  • 1か月超・5万円超の契約はクーリング・オフと中途解約が法律で保障され、解約金には上限がある
  • 自由診療で全額自己負担。やけど・硬毛化・毛のう炎などのリスクがある

出典

  1. 消費者庁「特定継続的役務提供」特定商取引法ガイド2026-08-21確認)
  2. 厚生労働省「医業若しくは歯科医業又は病院若しくは診療所に関する広告等に関する指針(医療広告等ガイドライン)」令和8年3月30日最終改正2026-08-21確認)
  3. 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」2017年5月11日2026-08-21確認)

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