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ヒゲ脱毛

デザインを残すヒゲ脱毛|全部なくす前に考えておくこと

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ヒゲ脱毛の話は、たいてい「どこまで減らすか」から始まります。しかし本当に先に決めるべきなのは、どこを残すかです。

理由は単純で、減らした後にさらに減らすことはできても、戻すことはできないからです。国民生活センターの資料に寄せられた医師の解説も、医療機関で行う脱毛は毛包幹細胞を破壊する医行為だとしています。破壊されたものは元に戻りません。

「デザイン脱毛」という特別な施術はない

まず言葉の整理から。デザイン脱毛と呼ばれているものは、特別な機械や技術ではありません。照射する部位を選ぶことで、結果として形を残す——それだけです。

ゴリラクリニックのデザイン脱毛のページでも、示されているのは「ほほ・鼻下・アゴ下」「ほほ・もみあげ・アゴ下」といった部位の組み合わせです。つまり実務としては、ヒゲの「3部位」は院ごとに違うで見た部位の区切りを、自分の希望に合わせて組み替える作業になります。

したがって、デザインを残したいなら見るべきは技術ではなく部位を刻めるかどうかです。同院は単部位(鼻下・アゴ・アゴ下・ほほ・もみあげ・首)を6回38,800円で扱っており、鼻毛・耳毛は6回25,800円と別枠です。こうした構成なら、必要な部位だけを選べます。

3つの選択肢を分けて考える

「ヒゲ脱毛」とひとことで言っても、目指す状態は3つに分かれます。

① 全部なくす すべての部位を、毛がほとんど残らない状態まで。回数の目安は10〜15回以上とされ、期間は2〜3年になります → ヒゲ脱毛は何年かかるのか

② 形を残す あごひげや口ひげを残し、頬・首・もみあげなど「不要な部分」だけをなくす。境界がはっきりするぶん、手入れは楽になります

③ 薄くするだけ 部位は全体に及ぶが、回数を抑えて濃さを落とす。青みや朝の処理の負担を軽くするのが目的で、形の自由度は残ります → 青ひげの正体

②と③は別物です。②は範囲で調整し、③は回数で調整します。カウンセリングで「薄くしたい」とだけ伝えると、どちらの意味か伝わりません。「どの部位を、どの程度まで」と分けて言うほうが確実です。

迷ったら残す側に倒す

この記事でいちばん伝えたいのはここです。

減らす方向にはいつでも進めますが、逆はできません。したがって迷いがある部位は、最初は入れないのが合理的です。2回目以降に「やっぱりここも」と追加することはできます。

具体的には次のような判断になります。

  • 数年後に髭を伸ばす可能性が少しでもある → あご・口まわりは残す側へ
  • 職業や環境が変わる見込みがある → 範囲を狭めに始める
  • とにかく朝が楽になればいい → ③の「薄くする」で足りることが多い
  • 首やほほのポツポツだけが嫌 → その部位だけを単部位で契約する

後悔の型についてはヒゲ脱毛で後悔しないためにに6つに分けてまとめました。「元に戻せない」はその筆頭です。

境目は思ったよりはっきり出る

残す選択をするときに知っておきたい実務があります。照射した部分としていない部分の境目は、想像より明確に出ます。

毛が減るのは照射した範囲だけなので、境界線でくっきり分かれます。これは意図した形ならメリットですが、なんとなく決めた形だと不自然に見えることがあります。

そのため、カウンセリングでは次を確認してください。

  1. 照射範囲をどうやって決めるか。 マーキングをして、その場で見せてもらえるか
  2. 一度決めた範囲を、途中で変えられるか。 追加できるか、逆に外せるか
  3. 境目をぼかす照射ができるか。 段階的に濃さを変える対応があるか

なおゴリラクリニックの施術の流れでは、看護師が顔に照射範囲のマーキングを行い、その範囲にレーザーを照射すると説明されています。マーキングの段階が、形を決める最後のチャンスです。

費用の考え方

部位を絞れば、そのぶん総額は下がります。ただし単部位を積み上げるとセットより高くなることがあるので、両方を計算します。

たとえば単部位6回38,800円のクリニックで3部位を個別に契約すると116,400円ですが、同院のヒゲ脱毛3部位6回セットは39,800円です。セットのほうが大幅に安いという設計になっています。

つまり「必要な部位だけ」が常に得とは限りません。順番はこうです。

  1. 残したい部位・なくしたい部位を決める
  2. その組み合わせに一致するセットプランがあるかを探す
  3. なければ、単部位の積み上げとセットの差額を比べる
  4. 差額が小さいなら、要らない部位が入っていてもセットのほうが合理的な場合がある

ただし④のとき、入っている部位を必ず照射する必要はありません。要らない部位は照射しない、という選択も相談できます。総額の考え方は料金の見方へ。

施術のリスクと副作用

ヒゲ脱毛は自由診療で、公的医療保険は適用されず全額自己負担です。

主なリスク

  • 一度破壊された毛根は元に戻せません。形を戻すことはできません
  • 照射した範囲としていない範囲の境目が、はっきり出ることがあります
  • 日焼けした肌や色素の濃い部位では、やけどが生じるリスクが高まります
  • 硬毛化・増毛化が起こることがあります
  • 施術後に一時的な色素沈着が生じることがあります
  • 回数を重ねても、毛が完全になくなることが保証されるものではありません

主な副作用

  • 照射時の痛み(ヒゲは毛が太く密度が高いため、痛みを感じやすい部位です)
  • 照射直後の赤み・ほてり・むくみ。公式サイトに術後一時的な肌荒れ・軽い炎症の記載があります
  • 毛のう炎
  • 施術部位の乾燥・かゆみ

症状の程度や頻度には個人差があります。実際に受けられるかどうかは、医師の診察を受けたうえで判断してください。

まとめ

  • デザイン脱毛は特別な技術ではなく、照射する部位を選ぶこと
  • 「全部なくす」「形を残す」「薄くするだけ」は別物。範囲で調整するか回数で調整するかが違う
  • 減らす方向にはいつでも進めるが、戻せない。迷う部位は最初は入れない
  • 照射した範囲との境目ははっきり出る。マーキングの段階で必ず確認する
  • 単部位の積み上げがセットより高くなることがある。両方を計算してから決める

出典

  1. ゴリラクリニック ヒゲデザイン脱毛ページ(部位の組み合わせ例・注意点の記載)2026-08-25確認)
  2. ゴリラクリニック ヒゲ脱毛 料金ページ(単部位・セットプランの料金)2026-08-25確認)
  3. 国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」2017年5月11日2026-08-25確認)

この記事の作られ方

この記事は医師の監修を受けていません。医療行為の推奨ではなく、厚生労働省・消費者庁・国民生活センター・学会の診療ガイドライン、 および各クリニックが公表している情報を整理したものです。

記載の根拠は記事末の出典に、確認日とあわせて示しています。 効果・副作用・適応の判断は個人差が大きく、記事の情報で代替できるものではありません。 治療の可否は必ず医師の診察を受けたうえで判断してください。

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